百年ハム「ボンレスハム」 ![]() ![]() ![]() |



この度、100周年を記念して、特別なハムを作りました。 特別と言っても、製法的には変わりません。今は現代の人に合わせ、塩分等や漬け込み期間等を微妙に少なくしております。健康志向に合わせてやっておりましたが、今回の製造は栗原氏に習った当時の味付にこだわってみました。 神戸の栗原氏のファンの方には懐かしい味となっていることと思います。
■ボンレスハム■ ハムの語源、「hamstring」はモモ肉の筋の事です。モモ肉の骨なしハムがボンレスハムです。 モモ肉の部位ですので、脂身がほとんどなく、さらに今回はボイル仕立てにしておりますので、柔らかくロースハムのような仕上げになっています。しかしロースハムよりしっとりとして弾力があり、食べ応えあるものに仕上がりました。 味付けは塩のみですが、漬け込みに1か月要します。じっくり熟成した後、燻製に1日。そしてボイルします。 普段は縦にお肉をカットし、10pほどの太さに仕上げていますが、今回は丸ごと使いました。 布で包んで丸くしばり、形成するのですが、太さが一定ではない為に紐がゆるんだりして、なかなか一定の幅に縛れません。 新人には任せられない工程です。 太い、細いがあるので一定のグラム数にするには、多少無理がありますが、これほど大きなハムを食べられるのは、めったにない事だと思います。今回のは生ハムではなくボイル仕立てにしております。ボイルしたハムにはロースハムがありますが、それよりも少し弾力のある、脂身が少ないハムに出来上がっています。生ハムで作っているより厚切りにはなりますが、歯ごたえは柔らかなボンレスハムもお楽しみくださいませ。 ■食べ方■ もちろんそのまま食べられますが、サンドウイッチの具やサラダに入れて、野菜と一緒に食べるとより味の深みを感じられます。ボイル仕立てですから少し割れやすいかもしれませんが、巻いたり折ったりと、広く利用できます。 味は塩味だけですから、他の食材にも影響なく使えます。 |
|




